身近な森・川・海で、ふんわり自然を楽しみましょう

living

a:1446 t:2 y:0

【加太(かだ)】

2012年、ようやく加太に行きました。奇しくも、3年連続、和歌山へ。
この日一番の目的は、田倉崎の磯の生き物観察です。

灯台の下へ向かう 田倉崎

目的の田倉崎は、黄色いマークの場所(灯台の下)です。遠そうに見えるけれど、写真を写した「吾妻屋シーサイドホテル」からは、歩いて20分で着きました。

この日は小潮で、満潮との潮位差25cmの時間帯。田倉崎に着くと…磯には波が打ちつけ、生き物の姿は無し。小潮でも、こんなに潮が満ちているんですね。

田倉崎の壁面 田倉崎の壁面その2

この壁面は、和泉砂岩と泥の層のようです。

fossil?

何かの化石かな、と思ったけど違うようです。

岩石 持っただけで崩れる

面白い形状の岩がゴロゴロ落ちており、手で簡単に崩せます。
もしかすると「化石漣痕(れんこん=リップルマーク)」かも知れません。
何万年も前の漣(さざなみ)のあとだとしたら、素敵です。

本当は潮位中心で訪れたかったけれども、スケジュール中心で動いたので、海辺の生き物には出会えなかった。
でも、潮の状態を実際に見て、またプラスになりました。
次は、大潮の干潮時をねらって、きっとまた行きたいです。


海浜植物

田倉崎では、磯の生き物には出会えなかったけれど、海浜植物には感動しました。
まず、ハマウドの数…。
人の身長ほどある枯れた植物が数多く点在しており、草本に似付かわしくないほど太い茎で、最初「この植物は何だろ…」と思いました。
しばらく観察して、生育地の環境と茎の根元の状態、枯れた花柄の形状から、ハマウドだと気づきました。

ハマウド :ハマウドの野原

この野原全体に(黄色いマーク)枯れたハマウドが生育していた。

ハマアザミ ハマアザミ

ハマアザミ

葉の棘が、見た通りキツイです。不意に触って、血が出ました。
花は、雄しべの濃い紫色と、その先についている花粉の薄黄色が目立って美しいですね。

ハマナデシコ

海岸の崖地には、海浜植物がへばりついていることがあります。
何か生えているかな?と見上げたら、やはりそこには、ハマナデシコが生育していました。

ハマナデシコ_花 ハマナデシコ_葉

ハマナデシコ

ハマナタマメ_花 ハマナタマメ_実

ハマナタマメ

ハマナタマメの花とさやを、また観察できた。
神戸で見られない海浜植物に複数出会えて、とても勉強になります。

ハマボッス_葉 ハマユウ

ハマボッス / ハマユウ(今から咲いていくところ)

ハマユウ以外は、すべて神戸にはない海浜植物でした。


ニホントカゲ

ニホントカゲ

ニホントカゲ

ニホントカゲ脊索動物門 爬虫類 有鱗目トカゲ亜目 トカゲ科
Plestiodon japonicus

このシッポがとても美しい色合いなので、以前、自切した際に、持ち帰って大切にしていました。ですけれど、体から切り離された後は黒ずんで、ただの干からびたモノになりました。


和歌山の無人島で今年2回目の【貝がらさがし!】

場所: 野奈浦 [和歌山県 友ヶ島]
日程: 2012年8月11日(土)14時50分~15時20分

友ヶ島を探検したあと、加太に戻る船が来るまで【貝がらさがし!】をしました。
全景の写真で、大きな流木が確認できます。その木の先あたりの階段まで、エリア全体で拾えた貝殻は、写真の6個だけでした。
礫(れき)の多い浜では、目を皿にしても、見つけられる貝殻が少ないというのが把握できました。

2nd 貝がらさがし!

写真上部(貝がら) 巻貝の中心(種名不明)/サザエ(ふた)/巻貝(種名確認中)/トコブシ/レイシガイ

写真右側(番外編) フレッシュなエビフライ:この浜のすぐ横に松林があります。リスが多いのか、出来たてのエビフライがたくさん落ちていました。

写真下部(番外編) ヒシのタネ多数/バフンウニの殻(中が見えるように置いた)/エボシガイ

エボシガイが拾えるとは思っていなかったので、感激でした。


報告用_全景

浜の全景


友ヶ島

廃墟 第5砲台

丸い部分に砲台があったようだ 美しい建築物の第3砲台

第3砲台_ここだけ涼しい

神島 神島

滞在時間わずか2時間30分の割には、とても心に残る土地だった。
今度は、この島に2箇所ある湿地の植物をじっくり観たり、干潮時に虎島に渡ってみたい。
沖ノ島で、野鳥の羽を2種類(計4枚)拾った。実に美しく、また難しい…何の羽だろう。先が深緑色に輝く短い羽が3枚と、茶色と白の縞模様の長い羽が1枚。
もしかして、ここに居るというクジャクの羽かな?


友ヶ島で出会った面白い植物

ホウロクイチゴすごい繁茂 ホウロクイチゴ

ホウロクイチゴ: バラ科 キイチゴ属 Rubus sieboldii Blume
ゴワゴワの葉、毛だらけの葉裏、最初キウイに似ていると思いました。
葉っぱの裏の毛は、エビヅルの葉の裏を凌駕しています…そして棘…この強い強いつるが、友ヶ島のあちこちに繁茂していました。
何の葉っぱか分からなかったけれど…身近な植物ではありませんでした。ホウロクイチゴは、暖かい土地の沿海の山地に分布しているとのことです。


カンコノキの花と果実

カンコノキ: トウダイグサ科
初めて見る樹でしたが、黄色い小さな花と可愛らしい果実を観察でき、ラッキーでした。奄美大島で、カンコノキと、カンコノキに依存している蛾の研究をなさっている京都大学生態学研究センターの調査が、この地にも入っていました。


番外編

たま電車 楽しそうな車内

和歌山駅でJR線の乗り換えを待っている時、ネコの駅長さんで有名な「たま電車」が乗り入れて来た。子どもは、あちらに乗りたいですよね。

☆     ☆     ☆     ☆     ☆

加太の地図では、田倉崎に道が通じているのか、はっきりしなかったので、加太観光案内所に行ってみたところ…予想はしていましたが、観光案内所は無人でした。
近所のお花屋さんに聞くと、お客様として座ってらしたおばあちゃまが、すくっと立ち、途中までつれて行くとおっしゃる。お優しさに甘え、迷いませんでした。

観光案内所 良い感じの倉庫 

この町には、良い感じの古い建築物が多い。

貴重な建物 役行者堂
役小角(えんのおづぬ)さん、ここにも修行に来ていたんですね。

役小角の足跡は友ヶ島の虎島にも残っていました。伝説で聞くけれども、事実だったら、すごい行動範囲ですね…。

powered by Quick Homepage Maker 5.1
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional